まさかの「覚えてしまいました」をまた使うことになりました。
「休日に学校に入る方法」です。
「休日に学校に入る方法」です。
休日の受験生の電話を待つため、朝7:30に学校で待機する事になった私は、それまで覚える気のまったくなかった
「休日学校に入るための解錠システム」
を退職間近にしてやっと覚えてしまったのです。そしてそれはもう2度と使うことはないだろうと考えていました。
でも、役に立ってしまったのです。
K君の受験のために。
K君はS高校を受験する予定だったのですが、前日高熱が出てしまいました。
この新型コロナ禍、発熱した生徒は受験させてもらえません。翌日下がることを願って強行することも出来たのですが、39度に迫る熱でこれでは明日は無理だろうと保護者の方と話し、ある意味幸いなことにはコロナ禍で追試も設定されていたため、追試の措置をお願いすることに決めました。
K君一人のために、追試依頼手続きをネットで申し込み、その書類を高校まで持参しました。(この部分をどうしてネットでさせてくれないのでしょう。その後の追試の受験票はネットダウンロードで良かったのに)
そして当日、私は学校で待機し万一に備えることになりました。
なぜ万一かといえば、先日受けることになっていたS高校入試日、主要幹線道路でまさかの崖崩れが起き市内は大渋滞になって多くの受験生が遅刻したからです。もちろん救済措置は取られましたが、万一があるのだと思い知ったからです。
幸いこの日は崖崩れも天候悪化もなく、K君は無事追試を受けることが出来ました。
翌日(私の還暦日)、HRでK君に追試の様子を聞いたところ15人の追試受験生がいたそうで
「試験難しかった?」
「まあ、難しかっですけど、普通の感じです」
「出来た?」
「出来たんですけど、周りの受験生の問題解くスピードが早くて、自分が1ページ目をやってる時、他の人はもう2ページとか3ページとか・・・」
そこでクラスの仲間たちから、すかさずツッコミが。
「お前なんで他のやつがやってるとこ見てるんだ!」
K君はみんなのユルキャラ的な愛すべき人物で、そのことでクラスは楽しく盛り上がりました。
「いや、ページめくる音で」
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