中学生の合唱曲(卒業式の歌に寄せて)2022年2月27日


 2022年コロナ禍での津幡中学校卒業式は3年生とその保護者だけが参加する形となりました。(在校生の参加は送辞を読んでくれる1名だけ)

コロナまでの卒業式練習は音楽の先生大活躍の場。目立ちたがり屋西野真理の最高のステージでした。しかし、この2年間は卒業式練習どころか、全校集会での校歌斉唱なし、文化祭合唱コンクールなし、そもそも音楽の時間に歌っちゃだめ。もちろん「音取り程度の歌唱」は許されてはいましたが。ですから「大きい声で」などという発言をすることは一切ありませんでした。 ですから、「卒業式に歌はないな」ということは前々からわかってはいましたが、一応音取りくらいはして、もしもOKになったときに備えようと作戦をたてました。それが今回のこれです。 実はずっと前から思っていたのです。 「中学生の合唱は、男子主旋律、女子副旋律がいいんじゃないか」 ということを。 そこで、7~8年前からは実際にそういう風に合唱曲の楽譜を編曲して歌わせてきて、私としてはうまくいったと思っています。 そもそもみんな旋律が歌いたいのに、変声期で声の不安定な男子生徒がいつも副旋律を歌わされ、結果として合唱コンクール前になると、女子の不満が爆発し 「男子が歌いません!」 みたいな学級のトラブルになります。 しかし、こうしてからはその心配もなく、声の大きい男子が主旋律を歌ってくれることで音楽がしっかりしました。 さて、卒業式ですが全校生徒で歌う 「旅立ちの日に」 はコロナの前、1年生のときから1年生も卒業式に参加していた関係で指導済だったのでOK。 問題は3年生だけで歌う曲です。 卒業式の歌がどうなるかわからない2学期下旬、私は 「なるべく簡単な短い曲を、混声2部・男子主旋律でやろう」 と決め、選んだのが今回の曲でした。 画面に偉そうに「編曲・西野真理」なんて書きましたが、男子パートに旋律を全部入れて、覚えにくい副旋律はほぼカットしただけです。 そしてこの動画の本当の目的は、3月1日から自宅待機となる津幡中学校の3年生に、受験勉強の合間にちょっとこれを見てもらって、卒業式までに覚えてほしいということです。 「みんな勉強頑張って、時々歌も歌ってくださいね」

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