Sing幾多郎、名前の由来  2022年2月1日

 「Sing幾多郎」ネーミングの由来をいつか書こうとは思っていました。
でもこのブログ、いつまで経っても誰にも読んでいただけなくて「いつになったら検索されるのかな?」ってことばかり考えてこの約1ヶ月を過ごしてしまい、書きそびれていました。
そんな今日、やっと確実に「西野真理 ブログ」で検索されるようになり、そのことをフェイスブックに書き込んだところ、すぐに反応してくれた従姉妹の葉子ちゃんから
「Sing幾多郎の名前の由来は?」
という質問が!
素晴らしいタイミング。さすが身内。
それでは名前の由来を。

前置きが長くなりましたがズバリ
「西田幾多郎」
です。
私が石川県出身の彼と結婚することになり、「石川県河北郡宇ノ気町」(いしかわけんかほくぐんうのけまち 現在は、かほく市宇野気)というちょっと変わった名前の町に来た時、どんなタイミングかは忘れたのですが結構早い段階で
「宇ノ気町は西田幾多郎の出身地」
と知り、とんでもなく驚きました。
「え!あの西田幾多郎の出身地!」
驚く私をよそに、彼は平然としていると言うか、何がそんなにすごいのかわからないし、大して関心もないというような顔をしています。

あの西田幾多郎ですよ!
倫理社会の教科書に載ってました
日本の哲学はこの人から始まったんですよ!
そんなすごい人がこの町の出身!
もっと誇りに思いましょうよ!
100歳で亡くなったおじいちゃんも読んだって言ってました!(全然わからなかったそうです)
実際この町の小学校、彼の出身小学校でもある「宇ノ気小学校」の入り口には西田幾多郎の胸像があり、小学校の壁面には西田幾多郎の「無」の文字が飾られ、小学生にはもれなく「寸心読本」という哲学の本が配られます。


しかし残念ながら身近すぎるのか、どうもこの町の人達は私ほどの反応を示さないのです。
ああもったいない。
それ以来私はずっと何かにこの「幾多郎」を使いたいと思い続けてきました。
そしてついにこの3月、定年退職の日がやってきます。退職後はなにか歌の会を作りたいと思った時、なんの躊躇もなくネーミングに「幾多郎」を取り入れることは決定。あとはそれに
「歌の会なんですけど、合唱団ではないんですよ」
という意味を込めて
「Sing幾多郎」

そして現在かほく市には
「西田幾多郎記念哲学館」
という安藤忠雄設計のホールが建っていて、私はここで毎年コンサートをしています(ここ2年はコロナでお休みしていますが)

これから始めようとしている「Sing幾多郎」も本当はこのホールを使ってやりたいところですが、使用料がちょっと・・・。でもいつかはここで。

そうそう、ついでと言ってはなんですが、西田幾多郎のあの難解な
「善の研究」
自分で読もうとしたら、3行目以上は進めませんでした。それをNHKの
「100分で名著」
という番組で解説してくださっていたのを、全部文字起こししました。
起こしたからと言って判ったわけではないのですが、少しは判る気になれました。
あとでこのブログに貼り付けますので、もし興味をお持ちの方がいらっしゃいました是非お読みくださいね。


2 件のコメント:

段腹ばんバン さんのコメント...

人名?地名?建物・施設名?読み方は「きたろう」でいいのかな?と思っていましたが、素直に人名だったのですね。
高名な哲学者…存じ上げませんでした。
郷土愛と信念のある素敵なネーミングですね!

バリトン系ソプラノ西野真理のブログ さんのコメント...

ありがとうございます。誇りをもって頑張ります🎵

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