岐山小学校校歌(山口県周南市立)
作詞 田中俊資(しゅんすけ) 作曲 森豊幸
歌・ピアノ・伴奏編曲 西野真理(バリトン系ソプラノ)
岐山小学校は私が大学卒業後初めて勤務した学校です。
1984年から1年間の通年音樂専科講師です。
あの時私は22歳。小学校6年生の生徒は12歳。
6年生の子どもたちは今50歳になっているのかと思うと不思議でたまりません。
あの時の可愛い子どもたちの中にこれを読んでくれた人がいたら、ぜひコメントお願いします。
大学4年の夏に受けた山口県の教員採用試験には落ち、でも、就職を焦ることもなく、
「来年山口に帰れば講師の口くらいあるだろう」
とのんびりしたものでした。
3月の終わり、アパートを引き払い実家に戻った翌日、山口県教育委員会から電話がありました。
「小学校の通年音楽専科の講師をしていただけませんか。小学生は可愛くていいいですよ」
即答でOKです。
今思うと、石川県の現在の夫と知り合い(大学卒業2ヶ月前に知り合いました。山口県で採用が決まっていたらこんなことにはならなかったでしょう)結婚し、石川県で就職し子供を産み、こうして退職の日を石川県で迎えるのは、あの時山口県教育委員会が私を採用試験で落としてくださったからです。山口県教育委員会の皆さんありがとう。
岐山小学校は当時「徳山市立」の学校でした。当時は「出光興産」「徳山ソーダ」など化学工場の景気がよく、徳山の町はとても栄えていました。まさか「徳山市」の名前がなくなるなんて想像したこともありませんでした。現在は近隣の市が合併し「周南市」になっています。
「徳山市」といえば「ぞうさん」です。
そう、あの
「ぞうさん ぞうさん おはながながいのね」
で有名なあの歌詞は、詩人のまどみちおさんが徳山動物園のぞうさんを見て書かれたものです。(まどさんは山口県の方です)そのせいか、動物園の名前だけは「徳山動物園」のまま残されています。
その徳山動物園は岐山小学校の校区内で、私は毎日その横を通って通勤していました。
さて校歌ですが、楽譜は持ってないしどうしようかとネットで検索すると音声が出てきたので、それを楽譜に書き取り伴奏を付けてアップしました。
<曲について>
作詞者は田中俊資さん 「維新の先達」「楠正行」「南期盛衰記」の著書があります。
田布施町立田布施中学校の校歌、萩市立育英小学校の校歌もこの方の作詞ですが、育英小学校の校歌は山田耕筰が作曲しています。聞いてみたいですね。
でも、それ以上のことはわかりませんでした。
作曲者は森豊幸さん 大正3年、岡山県生まれ。1987年没。作曲家・ピアニスト・山口大学名誉教授で、岡山・山口両県の校歌を100曲以上作曲されています。
0 件のコメント:
コメントを投稿