フニクリ・フニクラ(津幡中学校業式に寄せて) 2022年3月12日

 フニクリ・フニクラ (Funiculì, funiculà)

詩 トゥルコ 作曲 デンツァ 日本語詩・歌 西野真理(バリトン系ソプラノ)2022.3.12



今日これをアップロードしようと思ったのは、津幡中学校卒業式のお祝いとしてという意味合いがあります。 昨日2022.311は私がこれで最後となる卒業生を送り出した日でした。 還暦の今まで担任ができたのは自分自身や家族が健康であったことに感謝しつつ、とても楽しいことだったと思います。 その今なぜ? それは音楽教師生活の半分以上、1年生の音楽授業初日、「5分間鑑賞」としてこのフニクリ・フニクラを聴いてもらっていたからです。 この曲は調子がよく、声を張ることの楽しさを教えてくれます。 そしてまだ小学生気分の抜けない可愛い生徒の皆さんは、この曲を歌おうとしてくれるので、カタカナ読みのフニクリ・フニクラ歌詞カードを渡しましたよね。そのおかげでその後の歌唱指導にスムーズに移行することができたように感じています。 もちろん、こんなこと覚えている生徒さんは少ないと思いますが、私が助けられた曲の一つと言ってもいい思い出の曲として本日アップロードさせていただきました。 さてこの曲は、イタリアのヴェスヴィオ火山にかつて存在した登山電車「フニコラーレ」のCMソングとして1880年に作曲されました。 日本語訳する時一番大事にしたのは最も調子のいい部分 「Jamme, jamme」のところ。 「ヤ」からはじまっているので、これを日本語と合わせるために 「山へ」としました。 <西野真理 オリジナル日本語訳詩> 山が僕らを呼んでいる 登ろう登ろう 風も楽しく歌ってる 歌おう 歌おう 子どもも大人も一緒に 登ろう 登ろう 声を合わせ 心合わせ 歌おう歌おう 山へ山へ 火の山へ 山へ山へ 火の山へ フニクリ・フニクラ フニクリクラー あの山へ フニクリクリクラ 迫りくるよあの火山が 見にゆこう 見にゆこう 麓から ラクラク行ける 楽しく 楽しく 電車に乗るだけで行ける 見にゆこう 見にゆこう 君と僕とで火の山を 楽しく 楽しく 山へ山へ 火の山へ 山へ山へ 火の山へ フニクリ・フニクラ フニクリクラー あの山へ フニクリクリクラ <元の詩(ナポリ語)> Aieressera, oi' ne', me ne sagliette tu saie addo'? tu saie addo'? Addo' 'stu core 'ngrato cchiu' dispietto farme nun po'! farme nun po'! Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme jà, Jamme, jamme ‘ncoppa, jamme jà, funiculì, funiculà, funiculì, funiculà, ‘ncoppa, jamme jà, funiculì, funiculà!

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