映画関連エッセイ その1 オーディション 2021年9月19日

 <オーディション>
これを書き始めたのは2021年9月19日の10:43です。 この曲(このエッセイはYouTubeへの動画投稿の解説として書いたので)とエッセイを一旦アップロードして、また夕方続きを書く予定ですので、午前中にご覧になった皆様、またご覧くださいね。 オーディション! 今日はオーディションです。 津幡町が吉本興業に手伝ってもらって(?)制作する短編映画の出演者を決めるためです。 このオーディションを発見したのは9月5日に行われた津幡中学校吹奏楽部のコンサートを聞きに津幡町のホール・シグナスに行ったときでした。少し早く着いたのでロビーをブラブラしていて、このオーディションのチラシを発見。見た途端に応募を決めました。 動機? ・楽しそう ・目立ちたがりだから ・吉本興業が絡んでくれているから、もしかすると芸能人に会えるかもしれない ・以前から映画製作にはとても興味があって、ちょい役でも出演すれば、  映画制作現場に立ち会える ・面接でなにか質問されたら、さり気なくYouTubeのアピールが出来て、  何人か私のチャンネルを登録してくれるかもしれない という、いたってミーハーで自分本意。 締め切りまであと5日。  ■出演者オーディション 日    時:令和3年9月19日(日) 13時30分 場 所:津幡町役場 福祉センター棟2階 206研修室 応    募:申込書に必要事項を記入し、全身写真を添付して提出 受    付:令和3年9月10日(金)まで(必着) 申込・問合先:〒929-0393 津幡町役場 産業振興課 帰ってすぐに応募用紙に記入しましたが、その用紙の自己紹介欄にこう書きました。 「出演させていただける場合は『ドレスにティアラ』姿に限ります」 その後ちゃんと案内が届いたので、私の「ドレスにティアラ」はOKだと勝手に理解しました。 さて、これからオーディションにでかけますが、どうしましょう?服装とか持ち物は自由とか書いてありますから、やはりドレスでオーディションを受けるべきでしょうか? 一応持って行くことにします。(動画・「トランペット吹きながら」で着ているドレス) それでは行ってきます! オーディション会場に到着。 ここからの部分、暇なので控え室で書いています。 津幡町役場隣の福祉センターですが、この日はオーディションと津幡町役場職員選考試験と、コロナ予防接種の3つの会場になっています。 受付でまず検温。 それを見ると私は受付番号6番。控え室は学校の教室ほどの広さでロの字に机と椅子が並べてあります。 一端座りましたが、やはりドレスに着替えようと多目的トイレに入りドレスとティアラ姿に。 控え室に戻りましたが誰も「わ~」とかいってくれないのでちょっと残念。 そもそも今まで私が受けてきたオーディションやコンクールとはまるで雰囲気が違って、何もできません。いつもならずっとお化粧しているかブツブツ発声練習をしている時間です。それも周りみんなが。 ここではみんな黙っています。 13:30少し前に係の女性から「台本」(A4の紙)が配られました。人によって違うようですが、私の隣の高校生位の女の子は私と同じものを渡されたように見えました。 13:35 一人ずつ面接が始まりました。 この時点で13:55ですが3人との面接に20分もかかっています。20人ほどいるのに時間大丈夫かな? 話を台本にもどします。 台本は「小説家と編集者」という設定で二人の会話です。書いて欲しい編集者ともっとちゃんとしたものが書きたい小説家とのやり取り。 西野真理がドレスとティアラでこれをどうするか?小説家は明らかに男性設定ですが、もしこちらを当てられたら「女装趣味のおネエの小説家」、編集者なら「本当は編集者なんてさっさとやめたい、歌ってばかりいる音大出身の女性編集者」ってことにします。 今、5番の男性呼ばれました。次は私の番なので一旦スマホ片付けます。 6番 西野さん呼ばれたので行きます。 はい、帰って来ました。 10分位かかったようです。 4人の審査員は、津幡町役場の人、脚本・金沢のコメディアン「ぶんぶんボウル まーし」さん、監督・嬉野智裕さん、撮影監督・山田康太さん。 役場の人と撮影監督さんは何もお話にならなくて、まーしさんと監督さんと西野真理3人の楽しいおしゃべりタイムって感じでした。 順不同で内容を書き残します。 審査員 ドレスは何着位? 真理 40着位あるけれど使い勝手のいい10着位ばかり着ています。 審査員 退職したらどうするの? 真理 YouTube撮ったりエッセイ書いたり 審査員 校長になるとかないんですか? 真理 校長でも教頭でも60歳で退職です。 審査員   (応募の写真見ながら)写真もすごいと思ったけど、これはもっとすごいですね。 真理   あの写真のは地味でしょ。これ、実は結構ボロボロで、でも持って来やすいのでこれにしました。 審査員  オーディション通ったらドレスで? 真理  だって脱いだらただのおばさんですから。研ナオコさんのYouTubeご覧になったことないですか?あんな感じ。ドレス以外で出られません。恥ずかしくて。 そもそも、今まで受けたオーディションとかコンクールの会場はみんなドレスで、今回の楽屋は全く雰囲気が違って驚きました。オーディションは落としてもらって構いません。 審査員   映画のオーディション会場ってだいたいこんな感じですよ。 審査員  オペラとか出演されたことあるんですか。 真理    はい、アイーダ フィガロの結婚 ボエーム 他にも日本もののオペラに。東京でですけど。 審査員  ちょっと歌ってもらえますか? 真理    (フィガロのVoiche sapete とかO mio babbino とかちょっとだけ歌う) 審査員   消臭力 歌えますか? 真理    (消臭力~ 歌う) 審査員    トイレ綺麗になりました 真理     オペラとかもですけど「うっせえわ」とか「KING」とか最近だったら「シルブプレジデント」とかもあげてます。じゃないと生徒が見てくれないから。スマホから見て頂けますよ。(この時後ろで時々写真撮ってるスタッフの女の子が嬉そうにうなずいてくれました) 審査員    再生回数上げようと思ってるでしょう? 真理   もちろん。登録お願いします。 審査員    生徒さんはこの格好知ってるんですか? 真理     知ってます。この格好で試合に行く選手の乗るバスの前で歌ったりするので。 真理    ちょっと雑談していいですか?あの、ブンブンボールさん、すごく前ですけど、青い柔道着着て漫才されてませんでしたか?オーディションで見かけて、面白かったので。 審査員    ああ、あれテレビ金沢でしょう?あの子たち頑張ってたけど色々あってやめました。 審査員   例えば「ひょっこりはん」みたいに顔だけ出して出演というのは? 真理    顔だけはダメです。少なくともティアラに上半身のドレスが映らないと。だけどドレスは袖のあるもの。腕の肉がすごいので、ここは隠さないと。 落としてもらって全く構わないんです。この後セリフ審査ありますけど、全部自分に引き寄せてやります。 まあ、こんな感じでした。 ここまで書いて14:45 面接、まだ12人。 エッセイ書けて良かった~。最高の暇つぶし。 15:30終了予定って書いてあるけど、絶対無理。まあいいや。レジャーだと思おう✨ 現在15:11 面接全員終わって10分休憩。 審査員さん、お疲れでしょう。 係の人、机の消毒、大変ですね。 係の人がやって来て 「休憩後、グループに分かれてセリフ読んでいただきます」 私はAグループです。 4人が2人ずつ。私はメガネの男性とペアで、私が小説家。考えた通り、「おネエの小説家」設定で始めました。 真面目そうなメガネの男性、私がコメディに持って行きたいってわかってくれないかなあ~。 まあ、それなりに終わって帰ろうとしたら係りの女性が近づいてきて 「監督からのご指名で、すみません西野さん、Cグループでもお願いします」 と、Cグループの「突然の来訪者」という台本を渡されました。田舎の家に勝手に入り込んで台所を手伝ってくれるおばさんとその家族。子どもたちはさっさとその状況を受け入れているけれど、お父さんはこの日が初めてで、驚き少々怒っている、という感じのお話。 私がこのおばさん役やるなら、ディズニー映画に出てくる天真爛漫なお姫様が勝手に家に入り込んでるって設定でやりたいな。 Cグループ呼ばれました。 私を含めて5人。 まず監督さんから状況設定があり、私以外の4人でお芝居。 監督「じゃあ西野さん入って頂けますか」 真理「この設定じゃないと駄目ですか?」 監督「どんな?」 先程の妄想を説明。 「ディズニーの半分アニメの映画で、脳天気なお姫様が・・・」 するとCグループの女の子が 「『魔法にかけられて』」 「それそれ!」 監督「それじゃあ西野さんの設定でやってもらって、あとついていってください」 これも楽しく終わりました。 部屋を出ていくときに 「YouTube見ますね」 と言っていただきました。 あ~オーディション受けてよかった。久しぶりにこんなに長いエッセイ書くことが出来たから。 あ、そうだ、監督さんの実名出していいか許可取らなくちゃ。 帰りかけて引き返し、係の男性にその旨話して、聞いてきてもらいOKいただきました。 この時点で15:55 楽しかった~! ヤフーニュースを検索していたら、こんな記事を見つけました。 〈沖縄・京都、映画祭に出品へ〉  津幡町は今秋、吉本興業と連携し、地元の魅力を盛り込んだ短編映画を撮影する。お笑いタレントや女優をはじめ、公募する町民も出演し、町内の豊かな自然や名所をロケ地とする計画だ。作品は来年度に沖縄と京都で開催される予定の国際映画祭での上映を想定し、全国の映画ファンに津幡を発信する。 町は7月、映画に興味のある町民や、ぶんぶんボウル、同じく住みます芸人の月亭方気さん、町職員らによる実行委員会を発足させた。金沢市の映像ディレクター嬉野(うれしの)智裕さん(46)が監督を務め、現在は脚本の制作を進めている。新潟で地域を発信する映画制作に携わった経験のある嬉野さんは「津幡は古き良き日本の風景がある。ファンタジーで、ほっこりするような内容にしたい」と話した。 へえ~そうだったんだ。 ☆To be continue・・・?☆



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